「計量サステナビリティ学」とは? What is sustainametrics?
サステナビリティ学(持続可能性学)は、より良い未来への道しるべとなる学問です。国際社会は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に象徴されるように、経済的繁栄を維持しながら、人々と環境を保護する方法を模索しています。しかしながら、残念なことに、持続可能な未来に向けた進展は、パンデミックによって遅れています。さらに悪いことに、ポストコロナ時代には、政府がSDGs達成に向けた資金を削減しているという初期の兆候も見られます。
今日、研究者はサステナビリティの分野でかつてないほど大量のデータにアクセスできるようになりました。よって、データサイエンスこそがこの流れを変える鍵を握っているかもしれません。SDGsに向けた環境・社会・経済の進捗を客観的に分析することで、国際社会に喫緊の対応を促し、持続可能な未来への新たな道を切り開く可能性があるのです。
研究者と実務家は、サステイナビリティのあらゆる側面を分析するためのデータを活用することで、持続可能な未来に向けた世界の歩みを再び歩み始めなければなりません。特に今まさに必要とされているのは、サステイナビリティの理論や仮説を実証的に発展させ、世界の発展を定量的に分析することです。私たちはこれを「計量サステナビリティ学(Sustainametrics)」と名付け、持続可能な未来への導きの糸となると考えています。
